平成18年度総括
2015/09/17
12月27日をもって本年度の業務は終了となりました(なお、1月3日まで休業となります。)。
なお、打ち上げは、幕張のしんせん司法事務所の方との合同で行いました。
本年度は、千葉市中央区へ移転後の2年目にあたり、一般民事事件の受任及び本人訴訟支援型の訴訟の受託の増加に伴い、司法書士補助職の採用・育成が急務という状況でした。
なんとか、常勤で2名を確保し、また、積極的に業務にあたっていただくことができ、一安心しているところです(なお、有資格者の募集は引き続き行っています。)。
現場の視点から見ると、簡裁における司法書士業務のあり方はまだまだ試行錯誤の部分が多いというのは率直な感想です。
私自身はいわゆる過払い訴訟に偏った司法書士の関与の現状には疑問を持っています(過払い訴訟=司法書士による任意整理の増加については評価はしていますが。)。
また、相談者の相談を受けていて、「依頼はしたいのだが、司法書士に頼むと費用倒れする。」という理由で受任に至らないケースもままあり、本人での訴訟遂行を希望するのであればともかく、当職に依頼を希望する相談になんとか対応はできないものかと考えさせられます(法律サービスのレベルを下げることもできないジレンマもあります。)。
簡裁代理については、元々、主に費用対効果の面から弁護士の関与が少ないことを理由で司法書士に代理権が付与された経緯がありますので、同じ問題にあたることは予想はしていましたが、思った以上に難しい問題です。
今回は、簡裁代理についての話になってしまいましたが、当事務所の業務範囲もかなり幅広いものがありますので、また、次の機会に述べさせていただこうかと思います。
まだまだ、課題も多いですが来年度も頑張っていきたいと思います。
この記事の執筆者
千葉市中央区、千葉県庁、千葉地方裁判所そばの司法書士・行政書士・FP事務所です。
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